ゆっくりでも、確かに育っている
- Hiroki Nagaya
- 4月28日
- 読了時間: 3分

~失敗は、成長のきっかけになる~
うちの教室には、成長がゆっくりな子もたくさんいます。
バク転が3か月でできる子もいれば、1年かかる子もいます。
できる子たちの中で、自分だけがうまくできない。そんな時、子どもは口には出さないかもしれませんが「自分はダメなんだ」と感じてしまうことがきっとあるでしょう。そして、保護者の方も口には出さなくても「このままで大丈夫かな…」と不安になることがあると思います。
でも、ボクはこう思っています。
「その子のペースでしか育たないものがある」って。
失敗こそ、成長の入り口
跳び箱を跳べなかった日、鉄棒から落ちた日、涙をこらえた日。子どもたちは、そんな“うまくいかなかった経験”の中で、本当にたくましくなっていきます。
できなかったからこそ、「どうしたらできるかな?」と考えます。転んだからこそ、次は慎重に挑戦します。
失敗は、ダメなことじゃなくて、成長のきっかけなんです。
EXCEEDでは、成功よりも「挑戦したこと」を大事にしています。そのチャレンジの積み重ねが、やがて大きな「できた!」に変わっていくと、ボクは信じています。
一歩進むことを、いっしょに喜びたい
子どもの成長は、誰かと比べるものではありません。
「前は怖がっていたのに、今日は飛べた」「昨日よりも長くぶら下がれた」そんな小さな変化を、ちゃんと見つけてあげたい。そして、「昨日より一歩進んだね」と伝えてあげたい。
ボクたちが見るべきなのは、“完璧な成功”じゃなく、その子なりの「がんばった姿」です。
周りよりゆっくりでもいい。自分のペースで前に進めていれば、それは立派な成長です。
成功よりも成長を大切にしています。
「できた!」は、きっと自信に変わる
失敗を乗り越えた先にある「できた!」は、すごく強い。時間がかかった分、その分だけ、子どもは自分を好きになります。
「がんばったら、できた」「できなかったけど、またやってみた」そんな経験のひとつひとつが、自己肯定感につながっていきます。
ボクたちはその瞬間を、一緒に笑って、一緒に喜んで、何度でも「よくがんばったね」と伝えていきたいです。
ゆっくり育つ力も、ちゃんと力
ボクはいつも思います。
早くできることよりも、諦めずに続けられることの方が、ずっとすごい。
ボク自身、ブレイクダンスを20年以上続けています。
トレーニングも同じく20年以上続けています。だからこそ、40歳を超えた今も身体を動かし続けられています。
特別な実績があるわけじゃありません。
成功ばかりじゃなく、むしろ失敗の連続。でも、それでも続けています。
今も新しいことにチャレンジし続けています。
だからこそ、ボクは子どもたちにも運動を通じて伝えたい。
「失敗しても大丈夫」「挑戦するって楽しい」
EXCEEDは、そんな経験を重ねられる場所でありたいと思っています。子どもたちが自分のペースで「できる」を増やしていけるように。
ボクたちはこれからも、その一歩一歩に寄り添っていきます。
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