失敗を笑えるって、かっこいい
- Hiroki Nagaya
- 5月12日
- 読了時間: 3分

〜転んでも、また立ち上がる。その姿に、拍手を送りたい〜
「失敗=悪いこと」そう思ってしまう子は、まだまだたくさんいます。
でも、ボクは思います。
失敗しても笑っていられる子って実は、とてもかっこいいです。
できなかった。でも、またやる。
教室では、毎日のように“失敗の瞬間”があります。
ジャンプが届かなかったり、逆立ちでバランスを崩したり、フットワークで足がからまったり。
でも中には、そんなときにニコッと笑って、すぐにもう一回挑戦する子もいます。
その姿を見るたびに、「この子は強いな」と感じます。
チャレンジした証だからこそ
そもそも、失敗とは挑戦した人にしか起こらないことです。
やってみたからこそ、うまくいかなかった。
何もやらなければ、失敗すらできません。
ブレイキンでウインドミルに挑戦して肩をぶつけた。
バク転に挑戦したけれど、手がうまくつけずに崩れてしまった。
遠くに跳んだのに、着地で手をついてしまった。
失敗は時には痛みを伴うこともあるでしょう。
それでもみんな、少し照れながらも笑って、またやってみようとします。
その姿は、本当にかっこいいと感じます。
「ここなら大丈夫」と思える空気
子どもが失敗しても笑えるのは、その場が安心できる場所だからです。
ここで言う“笑う”というのは、バカにする笑いではありません。
転んでも「今のすごい転び方だったね!」と、明るく、おもしろがって受け止めてもらえる笑いです。
だからこそ、子どもたちは「大丈夫だった」「またやってみよう」と思えるのです。
EXCEEDでは、失敗を恥ずかしいことではなく、“挑戦した証”として認める空気づくりを大切にしています。
成功した瞬間だけでなく、思い切って挑戦した瞬間、勇気を出した瞬間にも拍手が起きる。
そんな場だからこそ、子どもたちは「ここなら大丈夫」と感じて、また一歩を踏み出せるのです。
保護者の声かけで、失敗が変わります
お子さんが失敗したとき、「なんでできなかったの?」ではなくて、「おしかったね!」「ナイスチャレンジ!」と声をかけてあげてほしいです。
その一言が、次の挑戦のエネルギーになります。
たとえば、「あと少しで成功だったね」「さっきより安定してたよ」など、“結果”ではなく“過程”を見てくれる大人がいるだけで、子どもはどんどん変わっていきます。
最後に
できるようになることはもちろん素晴らしいです。
「できた」ときの達成感や爽快感を味わうことで次のチャレンジにもつながります。
でもボクは、失敗しても笑顔でチャレンジし続ける子に、いちばんの拍手を送りたくなります。
EXCEEDは、そんな子どもたちの挑戦に、いつも寄り添っていたいと思っています。
転んでも「もう一回やってみようかな」と思える場所。できる・できないではなく、「やってみたい」という気持ちを育てる教室であり続けたいです。
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