学校は何も教えてくれない
- Hiroki Nagaya
- 6月21日
- 読了時間: 3分

新シリーズ
元教員視点~学校教育の裏側~暴露しちゃいます
このシリーズでは、元教員の視点から学校教育の“裏側”について、ボクが感じ、考えていたことを率直にお話ししていきます。
一部、過激な表現や偏った意見に感じられる部分もあるかもしれませんが、あくまで「ひとつの見方」として、参考程度にご覧いただければ幸いです。
学校と聞いて、何を思い浮かべますか?
勉強を教えてくれる場所?
子どもを日中預かってくれるところ?
友達と遊ぶところ?
人によって、いろんなイメージがあると思います。大人になれば、自分の学びの場として学校に通うこともあるかもしれません。
でもここでは、子どもたちが通う小学校や中学校のことを思い浮かべてみてください。
意外と、多くの人は「学校で何が行われているか」を深く知らないのではないでしょうか。
もちろん、子どもがいる家庭では話を聞いたり、授業参観で様子を見ることはできます。
けれど、それでも学校という場所の“本当の中身”を知るのは難しいと思うのです。
学校は、何も教えてくれない——?
現代社会で大人として働いていくとき、本当に必要な力とは何だと思いますか?
パソコンスキル
英語力
コミュニケーション能力
プログラミングなど、いろいろなスキルが求められています。
でも、私が教員として10数年働いてきた経験から、圧倒的に必要だと感じる力があります。それは——
「問題解決能力」です。
困難にぶつかったときに、「どうしたらいいか」を自分で考え、模索し、行動し、ときには失敗しながらも前に進み、やり遂げる力。
これこそが、社会で生き抜くために本当に必要な力だと、ボクは考えています。
けれど今の義務教育はどうでしょう?
与えられた課題をこなし、
与えられた時間割通りに行動し、
与えられたルールの中だけで生活する。
「自主性」を掲げてはいますが、本当の意味での自主性が育つ場面はほとんどありません。
むしろ、「やりたいことがある子」は、浮いてしまったり、潰されてしまうことすらあります。だから、大人になってから「やりたいことができた」とき、どう動いたらいいのか分からないという人が増えてしまうのです。
義務教育の目的は、今の時代に合っているか
現在の義務教育のベースは、明治時代の富国強兵政策に始まり、戦前の軍国主義教育で強化された“統率重視の教育体制”であり、現代の義務教育にも色濃く残っています。
簡単に言うと、与えられた命令を忠実にこなす“兵隊”を育てる教育です。
それはまさに、「決められたことを、間違えずに遂行する」ことを重視する仕組みでした。そして、その構造はいまもほとんど変わっていません。
でも現代は、“個の時代”です。
一人ひとりの違いや個性が、これまで以上に尊重される社会になってきました。
そんな時代において、「同じことを、同じように、同じペースでやる」という教育が、本当に子どもたちに合っているでしょうか?
これからの教育に必要なのは
学校は、たしかに勉強のやり方は教えてくれるかもしれません。
けれど、実社会で本当に必要な力——生きる力や考える力——を育ててくれているでしょうか?
残念ながら、私はそうは思えません。
だからこそ、「子どもたちが“やりたい”と思ったことに自分で取り組み、やり抜く力を育てる場」が必要だと感じています。
そういったことがボクが教員を辞めた理由であり、EXCEEDをつくった理由のひとつでもあります。
こんな感じの学校教育の裏側とボクの意見を少しシリーズ化していきたいと思います。
興味ある方はぜひ読んでください。
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