自分ってどんな子? 答えは“動いてるとき”に見えてくる
- Hiroki Nagaya
- 5月19日
- 読了時間: 3分

〜得意・苦手・クセ・気持ち、ぜんぶ身体が教えてくれる〜
「うちの子向いてますかね?」
保護者の方から、よく聞く言葉です。
でも子どもって、やってみないと自分のことが分からないと思ってます。
走るのが好きか、ジャンプが得意か、怖がりか、負けず嫌いか。
そういう“その子らしさ”って、実際に身体を動かす中で初めて見えてくるものなんです。
身体を動かすと、心が見えてくる
運動って、ただ筋力や体力を鍛えるだけのものじゃありません。
たとえば…
動きながら、「これ苦手かも」「意外と楽しいな」と気づく。
うまくいかなくて、「悔しい」「怖い」と感じる。
成功したときに、「自分ってやればできるかも」と思える。
そんなふうに、身体を通して、感情や反応のクセ、自分の特徴がだんだん見えてくるんです。
言いかえれば、運動は“自分を観察する練習”でもあります。
それが、教科の勉強や数字では見えてこない「生きる力」の土台になっていきます。
EXCEEDでは、「自分を知る」がたくさんある
EXCEEDの教室では、ブレイキン・パルクール・アクロバットを通じて、子どもたちはさまざまな動きに挑戦します。
「こう動いてみたい」「あの技やってみたい」そんなふうに自分で選べる時間が多いからこそ、子どもたちは“自分のこと”にたくさん出会えます。
たとえば──
慎重な子が、高い段差からジャンプして、「怖がりだけど、がんばれる自分」に気づく。
体はかたくても、ブレイキンで「自分、リズム感あるな」と思える瞬間がある。
転んでしまっても、「もう一回やる」と戻ってきた自分をちょっと誇らしく感じる。
どれも、テストや点数では見えてこない“その子自身の姿”です。
「知ってる自分」があると、強い
運動を通して「今の自分」を知ること。それは、将来に向けた大きな土台になるとボクは思っています。
得意・苦手だけじゃなく、
「怖いとき自分はどうなるか」
「うまくいかないとき何をするか」
そういうことを、子どものうちに少しずつ知っておくのは本当に大きな意味があります。
自分のことが分かっていれば、落ち込んでも立て直せる。
焦っても、自分のペースに戻れる。
「ここまでなら頑張れる」と分かっていれば、安心して挑戦できる。
“自分の扱い方”を知っていることが、自信と安定につながる。
それが、ボクが思う「自己理解がもたらす力」です。
最後に
運動って、「うまくなる」だけじゃなく、「自分を知る」ことでもあると思います。
今の自分、まだ知らない自分、意外な一面。それに出会うたび、子どもたちは少しずつ“自分らしさ”を育てていきます。
EXCEEDは、そんなふうに動きながら、新しい自分に出会っていく場所でありたいと思っています。
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