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たくさんやるって、そんなに大事?


〜失敗と挑戦の積み重ねが、質を育てる〜


最近よく聞く言葉に「量より質」というフレーズがあります。

「ただ回数をこなしても意味がない」「ムダな努力はしない方がいい」──そんな声もよく耳にします。

でも、ボクは思います。そもそも“質の高い取り組み”って、最初は誰も分かりません。

何度もやってみて、失敗して、工夫して、「あ、こうすればいいんだ」と気づいていきます。だからこそ、最初に必要なのは“量”。

そしてその先に、ようやく“質”が見えてくるんだと思っています。


たくさんやる!めちゃくちゃ大事です。



本田圭佑さんの言葉


サッカーの本田圭佑さんが、こんなふうに言っています。


「質を高めようと思ったら、まずは量をこなさなあかん」


これは、運動だけじゃなく、勉強でも習いごとでも同じです。

やってみて、やってみて、またやって。その中でようやく「もっとこうした方がいいかも」と自分の中に“質”の感覚が育ってきます



最初から“質”なんて分からなくていい


たとえば、ブレイキンの「フットワーク」。動画で見るとカッコよくて簡単そうに見えるけど、やってみると全然うまく回れない。

足が絡まるし、手と足がバラバラになる。何が正解かも、最初は自分で分からない。

「先生と同じ動きをしてるつもりなのに、なんか違う」

「音に合わせたいけど、ずれてる気がする」

そんな状態からスタートして、たくさん動いて、たくさん転んで、たくさん試していくうちに・・・

「今のは少しスムーズに回れたかも」

「足の位置、前よりよくなってきた」

「このビートに合わせたら動きやすかった」


そんなふうに、感覚で“わかってくる瞬間”がやってきます。

それが“質”のはじまり。そしてその感覚は、やってみた人にしか見えない景色です。



失敗しても、遠回りしても、それが「量」の力


ボクは子どもたちに、「失敗してもいいよ」とよく言います。

うまくいかない経験があるからこそ、「こうするとダメなんだな」「今度はこうしてみよう」と、自分の中で考えられるようになります。

これは、量をこなした人だけが得られる“学びの力”だと思っています。



EXCEEDでは、まず「たくさんやってみる」


うちの教室では、完璧にできることを求めていません。

でも、「何回もやってみよう」「試してみよう」という気持ちは、とても大切にしています。

何度ジャンプしてもいい。何度フリーズに失敗してもいい。何度転んでもいい。

その中で、「なんか分かってきた」「今のちょっとよかったかも」と、子どもたち自身の中から“質”が生まれてきます。

それが、ボクたちが目指している育ちのカタチです。



質は、量の先にしかない


でも、ただやみくもにやるだけでは続きません。だからこそ、EXCEEDでは、たくさん動けて、たくさん笑えて、安心して失敗できる場所をつくっています。

今日の“たくさん”が、明日の“気づき”になるように。

これからも子どもたちと一緒に、「できる」までの道のりを楽しんでいきたいと思います。


 
 
 

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