“運動神経がない”って誰が決めたの?
- Hiroki Nagaya
- 13 時間前
- 読了時間: 2分

〜思い込みを解いて、自分の動きを肯定する〜
「うちの子、運動神経がないんです」
体験レッスンなどで、保護者の方がよく言う言葉のひとつです。
運動が苦手な子に対してよく言われる言葉ですね。
でも
「“運動神経がない”って、いったい誰が決めたんだろう?」って思います。
運動神経って、本当に“ない”の?
「走るのが遅い」「ボールを投げるのが苦手」「逆上がりができない」——
そうした“できないこと”をいくつか並べて、「運動神経がない」とひとくくりにしてしまう。
でも、運動神経が“ない”んじゃないんです。
それってただ、“経験していない”だけなんです。
・転がる
・跳ぶ
・ぶら下がる
・音に合わせて身体を動かす
こうした動きの“経験値”が足りなければ、うまくできなくて当然です。逆にいえば、経験すれば変わっていく可能性はたくさんあるということです。
つまり伸びしろしかないということです。
EXCEEDで見える「気づかれてなかった得意」
たとえばブレイキンでは、最初は恥ずかしそうに立っていた子が、音楽が流れると自然と身体を揺らし始めることもあります。
みんなと同じように動くのは苦手でも、自分のペースでリズムに乗ることはできる。
これも立派な「動きのセンス」。
でも学校の体育では、こういう部分は評価されません。
EXCEEDでは、こうした「まだ経験していなかった動き」に出会い、「自分ってこんなこともできるんだ」と気づく場面がたくさんあります。
思い込みがブレーキになる
「自分は運動できない」と思い込んでいる子は、自信が持てずチャレンジを避けがちです。でもそれって、本当は「経験してこなかっただけ」かもしれません。
運動は、「才能」や「センス」だけで決まるものではありません。
何を、どんなふうに経験してきたか——それがすごく大きいんです。
自分の動きを肯定する場所でありたい
EXCEEDでは、子どもたちの「まだ経験していないけど、実は得意かもしれない」動きに出会えるようなレッスンを心がけています。
誰かと比べて「できる・できない」を決めるのではなく、「自分なりに動いていいんだ」と思えること。
その肯定感が、自分の身体を好きになる第一歩です。
おわりに
「運動神経がない」と思い込んでいた子が、少しずつ動きに慣れて、経験を重ねていく中で表情が変わっていく。その瞬間に、何度も立ち会ってきました。
運動は、「選ばれた子のためのもの」ではありません。
健康のため、娯楽のため、趣味の一つ、誰もが楽しめるものです。
誰もが、自分らしく動ける場所がある。EXCEEDはそんな場所にしていきたいと思っています。
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