長期休み、先生ってなにしてるの?
- Hiroki Nagaya
- 8月1日
- 読了時間: 3分

夏休みが始まりましたねー。
ママさんたちは日々子どもどうするか、お昼どうするかに悪戦苦闘している日々かと思います。
本当にお疲れ様です。
子どもたちにとってはワクワクが詰まった長い夏休み。
でも、教員にとっては実は“そこまで長くない休み”かもしれません。
夏休み
学校は7月20日前後に終業式を迎えることが多いですが、先生たちはそこからが本番。
7月いっぱいは、保護者懇談や市・県主催の研修が予定されており、毎日のようにスケジュールが入ります。
最近は7月前半に懇談があるのかも。
その後の8月前半は校内研修や会議が入り、修学旅行や遠足の下見などもこの時期に行うことが多いです(※自腹が半分…なんてこともよくあります。というかほぼ自腹)。
早めに休みが取れる先生はお盆前の週末から。
多くの先生はお盆の週にようやく1週間程度の休暇を取ることが多いです。
ただし、それだけでは終わりません。
学校には「日直」という当番勤務があり、どこかで1〜2日、学校に出勤しなければいけません。
しかも、お盆中の日直に当たるとかなり悲しい気分に…。
8月13~15日くらいは完全に学校が閉まる日があるんですけどね。
お盆明けはまた会議や準備期間が始まり、数日ずつ飛び飛びで出勤しながら、8月末〜9月の2学期スタートに向けて学校を整えていきます。
ちなみに中学校の先生は部活動がほぼ毎日。
夏休みなんて関係ない!というくらい大会・大会・また大会…という日々です。
結局、40日ある夏休みの中で、土日を除いて「完全な休み」として取れるのは1週間程度。ただし、子どもがいない分、仕事がある日でも基本的には定時で帰れるのはありがたいところです。(子どもがいる日も定時で帰れたら、ほんと最高なんだけどな…)
夏休み明けの忙しさ
夏休みが終わると、一気に忙しさが加速します。
なぜかというと…子どもたちの宿題チェックが始まるからです。
やっていない子にはやらせたり、自由研究や絵・作文などの作品類を確認したりと、予想以上に時間がかかります。
ボクの考えとしては、
「夏休みなんて、宿題いらないでしょ!」
せっかくの長い休み。
時間がたっぷりあるからこそ、子どもは思い切り遊ぶべきだし、日常ではできない経験をしてほしい。
そんな風に思っています。
冬休み
実は、冬休みが一番ゆっくりできる長期休みかもしれません。
12月25日あたりで学校が終わると、そこから年内いっぱいは基本お休み。
ただし、28日までは日直があるので当たった人は出勤です。
年明けは、地域によりますが1月の2週目ごろに始業式があるので、準備で1日だけ出勤するまでは基本休める先生が多いです。
しかも、この期間は会議や研修もほとんどないので、本当にリラックスできる貴重な時間です。
まとめ
いかがでしたか?
もちろん地域や学校によって多少の差はありますが、教員の長期休みは“思ったよりも自由ではない”のが実情です。
・まとまった休みが取れるのは、ほぼ長期休み中のみ
・年休や代休も長期休みに回される
・一般企業とはまったく異なる休暇スタイル
それでも、長期休みにしっかりとリフレッシュできる仕組みが整っていれば、日々の業務にも余裕が生まれるはずです。
せめて、普段から気兼ねなく有休がとれる環境。
家庭と両立しながら働ける制度。
そんな働き方改革が、子どもたちにとっても、先生たちにとっても、より良い学校環境につながっていくのではないでしょうか。




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